今や、どこにいても多くのモノが手に入る時代。そのモノは知ってはいたけれど、「本場(現地)でその美味しさ・魅力を知った」ということも多いように思います。
その中の一つが、「柚子胡椒(ゆずごしょう)」。
九州では唐辛子の事を「こしょう」と呼びます。漬物をつくったりするお母さんたちの話にはこの「コショウ」という言葉が頻繁に出てくるため、九州出身でない筆者は「胡椒?(ブラックペッパーやホワイトペッパー?)」などと勘違いし混乱したことがあります。
柚子胡椒は、柚子の皮と唐辛子・塩 で作られたシンプルな調味料。
柚子の実が熟して皮が黄色くなる前の「青柚子」を使用することが多いようですが、九州では手づくりする人も多く黄色のゆずの皮を使うところもあり。所説あるようですが、本場は大分県、と言われています。
九州ではスーパーに行けばどこでも取り扱っているし、道の駅でもたいてい地元産のものが売られている。飲食店の各席にも常備されていることが多い。
柚子胡椒はうどんや蕎麦、みそ汁、おでんなど様々な料理に使われる調味料。柚子の風味とピリっとした辛みが、料理にアクセントを加えてくれます。おすすめです。