冬に甘みを増して美味しいほうれん草。柔らかく生で食べられる種類もあり、日常的によく口にする野菜の中の一つです。
ですが、葉物野菜なのでやはりデリケート。うっかり数日使い忘れると、水分を失ってシナシナ。もっと日が経つと傷んでドロドロ…。もはや口にできるシロモノではなくなってしまいます。
ほうれん草を沢山買った時やもらった時、すぐに使うものを残して、その他はうまく保存できるといいですよね!
今回はほうれん草の保存方法を2通りご紹介。
ほうれん草の保存方法(冷蔵)
まずは基本的なほうれん草の保存方法から。買ったその日に使う場合は、購入したそのままセロファンなどに包まれたものを野菜室に入れておけばOK。
その日だけでは使いきれず3~4日保存しておきたい場合は、ほうれん草の茎の部分をはじめ、葉をサっと水洗い。
軽く水を切って新聞紙などで巻き、これをビニール袋に入れて野菜室で立てて保管。
花などと同じで葉物野菜も水がないと元気を失います。シナシナになりかけた時は茎を水に5分くらいつけておくと◎。野菜室では、ほうれん草が畑で育つように立てて置くのがポイントです。
ほうれん草の保存、長期バージョン(冷凍)
冷凍保存したい場合は一度ボイル(茹で)します。大き目の鍋にお湯を沸かし、塩を少々。
ほうれん草の茎の部分をお湯に入れて5秒数えます。ここから素早く!
(写真は小松菜)
葉の部分をお湯に入れたらすぐにトングで茎の部分を持ち、葉をお湯でしゃぶしゃぶ。その後すぐに流水で冷やします。ポイントは、 “もうちょっとやった方がいいかな?” というくらいの茹で具合。
冷凍⇒解凍すると柔らかくなるため、冷凍前は固めにしておくくらいで丁度良いのです。
後は水気をギュっと握って水気をとり、ラップやビニール袋に小分けにして入れて冷凍庫へ。使う時は自然解凍又はレンジの解凍コースで。(加熱しないタイプ)
よく絞ってソテーや味噌汁・スープ・ビビンバ・おひたしなど、いろんなものに使えて便利です。ちなみに小松菜でもこの技は使えますが、ほうれん草よりも火が通りにくいため、少しだけ長めに茹でるといいですよ。
どちらもやりすぎると美しい緑が色褪せてしまうので葉の部分はとくにサッとやってすぐに冷やしましょう。