食物繊維が豊富なことや、完全食(完全栄養食)として関心を集めている玄米。
興味を持った時がはじめ時!…だけど、「上手に炊けないイメージがある」「炊飯器に玄米コースがない」などであきらめていませんか?
白米の炊飯コースでも上手に美味しく炊けるコツを、ご紹介。手持ちの炊飯器で大丈夫。
炊飯器「白米コース」で玄米を美味しく炊く
以下3合の場合の炊き方・材料
・玄米 3合
・水
・塩 少々
1.玄米をシルバーのザル(ザラザラとしているものの方が良い)に入れ、水を流しながらザルとこすり合わせるように少し力を入れてまんべんなく洗う。
2.玄米を炊飯器の釜に移し水を入れて軽く混ぜ、浮かんできたカラや濁った水を流す。
3.水加減は、白米の目盛りを一つ多めに。(筆者の場合、3合に対して3.5合分の目盛りまで水を入れる)
4.塩を少々入れる(目安は玄米1合に対して塩ひとつまみ)
5.3~4時間以上の浸漬時間をとり、白米コースで炊飯(予約機能を使うと便利です)
筆者的な「玄米炊きの成功」は、糠の部分が割れて柔らかく炊けた状態。
ここが割れていないと、”玄米は固い” といった印象が残ったり、しっかりかまないと消化不良を起こす場合もあるそうです。
玄米の糠の部分がプチっと割れてふっくら炊き上がるためのポイントは、「傷をつける」「しっかりと水分を吸わせて炊く」こと。
このヒントとなったのは炊飯器や家庭用精米機の販売も行う「TIGER」社の紹介。精米機には【やわらか玄米コース(0.5分つき)】というものがあり、玄米に隠し包丁のように細かな切り目を入れることで、中まで水分を吸収しやすくし、「白米モード」でも炊けるようになるのだとか。
手作業でそういった切り目を入れることは難しいため、筆者はザルにあてながら洗い傷をつけるという方法をとりました。
また、塩を入れることで水を吸収を促進させます。
水加減は、この分量で「もう少し柔らかくても良いかも?」という感じだったので、お好みで調整してみてください。美味しく食べられますように。